保険でちゃんと治せる歯科医師であること

「自費診療のほうが高度な治療だ」という歯科業界での風潮もあります。
しかし、多くの患者さんは、通常の治療は保険で行い、特殊な治療だけ自費で行うものと考えていると思います。その患者さんの感覚に合わせて、のぶ歯科では、「まず保険診療でなんとかできないか?」を考えます。
のぶ歯科では、保険診療をがんばることがカッコいいと考えています。

患者さんが望んでいるのは、ほどほどの現実的な費用で歯が治ること。短期間で治療が終わることだと考えています。なぜなら、患者さんにとって、歯以外に大切なことがたくさんあるからです。
仕事も家事も忙しい。家庭や趣味にお金もかかる。ただ、歯がボロボロだと困るので、仕方が無いので、歯医者に行く。それが普通のことだと思います。
一方で、いわゆる「名医」が考えるのは、逆のことです。極論すると、歯こそ全て。健康も暮らしも仕事もすべて歯が良くないと駄目。大規模な治療には数百万円掛かって当たり前。歯医者は明るく楽しい場所で、患者さんは健康のためには進んで歯医者に来るもの……。
もちろん歯科医なので、ずっと歯のことを考えているのは当然ですが、こだわりが強すぎて、患者さんにもそれを求めてしまう。

私も歯科医なので、技術は高めたい。自費治療で有名なクリニックで研鑽をつみ、2006年に開業した後も高額な自費入れ歯で、最高の治療を提供することを目指してきました。しかし、2010年頃には、「名医」であろうとする居心地の悪さに耐えきれなくなり、「名医」をやめることにしました。

のぶ歯科の方針は、いたってシンプルです。

1.患者さんの歯の不具合を、費用を抑えた保険治療で、的確に治すこと
2.どのドクターが担当しても、治療がきちんと進むこと
3.痛み、見た目、スピードなど、患者さんの事情に配慮すること

この方針が実現に至るまでには障害も多々ありましたが、今では多くの患者さんに支持頂き、例えば保険入れ歯では年間600人の患者さんに提供しています。これは、以前に当院で提供していた高額な自費入れ歯と比べると10倍以上の件数であり、それだけ患者さんのニーズに応えられたのだと自負しています。もちろん、費用が安いからといって、噛み心地などの機能性には一切の妥協はありません。開業して12年になりますが、やっとやりたかった歯科医院、治療の道が見つかりました。

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「活気があっていいね」と言ってくださる患者さんが多いです。毎日、平均100人の患者さんにお越しいただいています。

どんなお口の状態にも対応すること

「こんなにボロボロでは怒られるかと思った」という患者さんがいらっしゃいますが、そもそも歯医者は歯を治すところです。どんな状態でも、できる処置はあります。
のぶ歯科には、30年ぶりに歯医者に来たという方もいました。
どんなに虫歯だらけでも、きちんと通っていただければ治療は完了します。

歯科医師は、歯が大事なものだと考えています。
患者さんにも自発的に予防や治療を行ってもらいたい、それを啓蒙するのが自分たちの使命だと思っています。
そのため、ボロボロの状態の患者さんに対して、「なんでいままで放ったらかしていたのか」と疑問に感じ、厳しい言葉を発してしまうドクターもいます。

しかし、歯に関しては、自分ではどうにもできない体質などの要因もあります。
太りやすい人、風邪をひきやすい人がいるように、虫歯や歯周病になりやすい体質の方がいるのです。

大事なのは、「いまからどうするか」です。

多くの患者さんは、ご自分で思っているほどボロボロではないことが多いです。
本当にボロボロだったとしても、来ていただければ、なんとかなります。
きれいに仕上がって喜んでくださる方が多いです。

痛くない治療を徹底すること

歯科の治療は痛みを伴うものです。
そのため、麻酔の使い方がポイントになります。

のぶ歯科では、明らかに痛い治療をするときは、必ず麻酔を使います。麻酔をしても痛いときは、さらに麻酔を追加します。
軽症なら、まずは麻酔をせずに治療しますが、ドクターやスタッフが患者さんの様子を見ていれば、痛がっているときは分かります。そのときは我慢できるか確認して、必要なら麻酔をします。
「痛いときは、手をあげてくださいね」とお伝えしていますが、我慢してしまう方が多いので、こちらで痛みに気づくよう注意して見ています。

通常は、麻酔を使えば治療中の痛みを感じることはありません。

ただ、例外的に、痛みのピークで、麻酔をしても効かないときがあります。
その場合は、治療前にわかりますので、その日は歯を抜く、削るといった痛みを伴う処置は行わず、応急処置と痛み止めだけで治療を終えます。
数日たって痛みが落ち着いたときに、麻酔を効かせて治療をします。

いずれにしても、痛みがあるときに、無理に治療を続けることはありません。

治療中の痛みだけでなく、歯や神経を抜いた後など、帰宅後に痛みが出る治療もあります。
痛み止めで対処していいケースと、応急処置をしたほうがいいケースがあるので、治療内容に応じて、帰宅後に痛くなったときはどうしたらいいかお伝えしています。

見た目に配慮すること

歯科治療は1回で終わることはまれです。
その間に歯抜けになってしまうケースも多いです。

歯科医師によっては、「歯が抜けている状態を隠す」ことは、歯科の治療としては優先順位が低いです。マスクで隠すなど、見た目は我慢してもらうことも多いようです。
のぶ歯科では、見た目の修復を最優先で考えます。
患者さんの状態にもよりますが、治療に通っている間、歯抜けになって見た目を損なわないよう、さまざまな方法で対応します。

9割以上の方は、2回目の診療で仮歯を入れることができます。
仮歯といっても、きちんと歯が並んだ状態になるので、ボロボロだった人なら治療前より確実に見た目がきれいになります。

また、前歯のブリッジがまるごと外れた、というような場合、仮歯ができるまでの間(約1週間)、白い樹脂で隙間を埋めるような応急処置を行うこともあります。